三輪日記

情報の一元化

2010年5月1日

先日、家族を連れて会津若松市に旅行に出かけました。 会津若松は白虎隊の舞
台として有名ですが、安土桃山時代から江戸にかけて多くの偉人所縁の場所も多
く残っている地域です。

今回は市内の近くの東山温泉に宿泊し、翌日会津若松市内を散策することにしま
した。 こちらの会津若松も湯沢と同じく、観光庁が認定した観光圏整備事業に
よる観光圏連携を行っており、以前に私も事業の取組方法についてお話を伺った
こともありました。

改めてお客様の視点に立ち返るということで、ホテルのロビーにあるパンフレッ
トを見ながら情報収集。 ホテルにあるパンフレットラックは綺麗に整理されて
いましたが、掲載しているパンフレットの中身の情報はまちまち。  結局はラッ
クにあるパンフレットを全部集めて畳の上に広げてみることに。 いろいろと見
比べてみること30分。 それぞれが自分達の売り込みばかりのパンフレットで、
なかなか他の観光地との位置や全体図がなかなか分からない。 結局はパンフレッ
トはすべてゴミ箱に、代わりに近くのコンビニエンスストアでガイドブックを購
入して観光情報を収集することにしました。

うーん。。。つくづく考えさせられました。

商売をする上で自社をPRすることは当然のことですが、それぞれの事業が一元で
整理されていないと、その地域全体のイメージがなかなか伝わってきません。
以前立ち寄って話を聞いたことがある私でさえも、そうなのだからきっと初めて
お越しになるお客様であればなおさらのこと。 情報の一元化の重要性を改めて
認識しました。

近隣市町村が共同で印刷物を作ったり、他団体や企業が協働して情報配信するこ
とで、お客様にとっては使いやすく、またよりその地域の魅力が伝わるパンフレッ
トも作れるはず。 自分自身においては、無料のチラシよりも有料の情報誌の方
を必要としていたのですから。。。

各自の商売が成り立たなければ、まちづくりもできませんが、まちのとしての魅
力が伝わらなければ、商売も成り立たない。 しかし情報の一元化することで、
地域の魅力より訴求させるだけでなく、収益事業にまで事業が展開できる可能性
さえ開けてきます。 これからのまちづくりにはここにこそのテーマがあるんだ
ろうと思いました。


4 Comments »

  1. いつもお世話になっております。

    ブログを読ませていただき、全くその通りだと思いました。
    なんとかその辺りで「VITA」がお手伝いできればと思います。

    VITAで毎号雪国観光圏の市区町村を紹介するとか、広域マップを載せるなど・・・。

    何かあれば是非お声掛けください。

    コメント by 廣田 — 2010年5月16日 @ 12:31 午後

  2. 有料のガイドブックを購入するのは、情報の一元性に着目しているというのではなく、情報の信頼性に着目しているのだと考えられます。
    地域発のパンフレットは、当然、地域の利害により制作されているもの。
    旅行者の立場で見ると、ガイドブックの出版社と地域の某では、当然、出版社が自らの立ち位置に近いと、無意識に考え、選択される。

    地域に利害があることは当然で、バラバラであることが、活力のある地域であることだと。
    地域の魅力が多ければ多いほど、スッキリまとまったパンフレットなど出来ないはず。

    用意された旅に魅力を感じる人がいないとは言いませんが、繰り返しは生まないでしょう。

    香港や台湾、博多の屋台に人が引かれるのは、雑多な活力が地域の活力と感じ、それに触れたいと思う人が多いからではないでしょうか。

    資源保護の観点等から、無駄?なパンフレットはつくらず、できるだけ統一したもので提供という考えは時代に沿っているようで、実は、行動の拡散を誘起するという、経済活動の観点から見ると、マイナスに感じます。

    要らないパンフレットも、きちんとリサイクルすれば、いいのでは?
    受けての重い思いで、なんとなく統一されたイメージを提供され、一期一会の機会を失ってしまう、その損失のほうが、人類にとっての負担が大きいと思います。

    何がきっかけで、幸せを感じるかわからない。
    選ぶのは、受ける側。
    提供する側が、選別するのは、商売人の考えではないのでは?

    コメント by 通りすがりの観光好き — 2010年5月18日 @ 11:33 午後

  3. コメントありがとうございます。
    言論の自由、経済活動の自由、おっしゃる通りだと思います。

    私がここで話したかった価値とは、地域として統一されたデザインこそブランドを作ると思っています。
    賛否両論はあるかとは思いますが、東京ディズニーランドになぜ人は集まるのでしょうか? ヨーロッパの街並みや白川郷の合掌造りの家屋や黒川温泉に人がなぜ惹かれるのでしょうか?

    統一された景観やコンセプトがあるからではないでしょうか?
    情報の一元化ってそういうことで大事だと思っています。
    意図的な情報操作ではなく、地域ブランドを表現するための手法としての統一感があったほうが互いの資源を有効にプロモーションできる(シナジー効果)と思っています。

    コメント by 井口 智裕 — 2010年5月22日 @ 10:30 午前

  4. ありがとうございます。
    新しいものを作るよりも、あるものを有効に使うことがこれからますます重要になってくると思います。 こういう話しをするとすぐエコとか無駄を省くためと思われがちですが、連携の一番の目的はブランド価値を高めることだと思っています

    コメント by 井口 智裕 — 2010年5月22日 @ 11:01 午前

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